電線管のサイズから入る電線の本数を調べる
- 判定—
- 占積率32%で収まる本数—
- 管の内断面積—
- 電線の断面積の合計—
- この本数が入る最小の管—
電線管のサイズは占積率で決まる
電線管に電線を詰め込みすぎると、引き入れのときに被覆を傷つけたり、放熱できずに温度が上がったりします。そこで内線規程では、管の断面積に対して電線が占める割合(占積率)に上限を設けています。
電線管のサイズ選定で使う断面積は「仕上がり外径」
計算に使うのは導体の太さではなく、絶縁被覆を含んだ仕上がり外径です。1.6mmの単線は導体が1.6mmでも、IV線としての外径は約3.2mmあります。この取り違えが電線管のサイズを小さく見積もる原因になります。
曲がりが多い電線管は占積率に余裕を見る
占積率を満たしていても、曲がりが多い配管は実際には引けません。曲がりは3か所まで、1区間30m以内が目安で、それを超えるならプルボックスを入れます。長い直線でも、呼び線を使って引けるかは別の問題です。
同じ呼び径でも電線管の種類でサイズが違う
PF管・CD管の呼び径はほぼ内径ですが、薄鋼電線管の呼び径は外径です。薄鋼19は内径が約15.9mmで、PF16とほぼ同じ。呼び径の数字だけで比べると取り違えます。
電線管のサイズと電線の外径の一覧
電線の仕上がり外径(IV線の代表値)
電線管の内径
※ いずれも代表値です。電線の外径はメーカーや種類(IV・HIV・VVF)で変わり、管の内径も規格で差があります。実際の選定は内線規程の本数表とメーカーの寸法表で確認してください。このツールは当たりをつけるためのものです。
電線管のサイズを決めるときの実務の注意
本数が増えると電線の許容電流が下がる
同じ管に入れる電線が増えるほど熱がこもるため、許容電流に低減係数をかけます。3本以下で0.70、4本で0.63、5〜6本で0.56が目安です。占積率に収まっても、電流が足りなくなることがあります。
将来の増設を見込んで1サイズ上げる
後から電線を足すことが分かっているなら、最初から1サイズ大きい電線管にしておくほうが安くつきます。管そのものの値段差より、入れ替えの手間のほうがはるかに大きいためです。
CD管は原則としてコンクリート埋設専用
オレンジ色のCD管はコンクリートに埋め込んで使う前提の管です。露出や二重天井内ではPF管(自己消火性あり)を使います。見た目が似ているので現場で取り違えないよう注意します。
電線管のサイズについてよくある質問
Q. PF管16に1.6mmの電線は何本入る?
占積率32%で計算すると8本分の余裕がありますが、実務では引き入れやすさを見て少なめにします。最終的な本数は内線規程の本数表で確認してください。
Q. 占積率の32%と48%はどう使い分ける?
同一の電線を収める場合が32%、太さの異なる電線を引き入れる場合が48%です。迷ったら厳しいほうの32%で見ておけば安全側になります。
Q. 電線管の中でケーブル(VVF)を使ってもいい?
電線管はIV線などの絶縁電線を通す前提です。VVFケーブルを管に入れる場合は、別の規定(ケーブル工事)になるので扱いが変わります。
Q. 薄鋼電線管の19とPF管の16はどちらが太い?
内径でほぼ同じです。薄鋼19は外径19mmで内径が約15.9mm、PF16は内径が約16mm。呼び径の数字だけでは比べられません。
電線管のサイズ選定と一緒に使えるツール
電線管のサイズと占積率とは
電線管のサイズと電線の太さから、何本まで収められるかを占積率32%で計算するツールです。PF管・CD管・薄鋼電線管・厚鋼電線管に対応し、必要な本数から逆に管の呼び径を選ぶこともできます。
電線管のサイズと占積率以外の便利ツール
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