ふり~つ~る
計算

タイムコードと秒・フレームを変換する

タイムコードは — —
  • タイムコード表記—
  • 総フレーム数—
  • 実時間(秒)—
  • 1フレームの長さ—
  • タイムコードの見かけの時間との差—

タイムコードと秒・フレームを変換する計算式

タイムコードは 時:分:秒:フレーム の4つの数字で1コマの位置を表します。秒までは普通の時計と同じで、最後の「フレーム」だけがfps(1秒あたりのコマ数)で桁上がりします。

総フレーム数 = (時×3600 + 分×60 + 秒) × fps + フレーム
実時間(秒) = 総フレーム数 ÷ fps
例)30fpsで 00:01:30:12 → (90秒×30)+12 = 2712フレーム

1フレームは何秒?fpsごとのフレームの長さ

1フレームの長さは 1 ÷ fps です。30fpsなら約0.0333秒(33.3ミリ秒)、24fpsなら約0.0417秒(41.7ミリ秒)、60fpsなら約0.0167秒(16.7ミリ秒)。カット点を1フレーム動かすと、この分だけ時間がずれます。

タイムコードから総フレーム数を計算する式

まず時・分・秒をすべて秒に直し、fpsを掛けてからフレームの値を足します。フレームの桁は0からfps−1までなので、30fpsなら29の次が1秒繰り上がって00に戻ります。「30フレーム」という表記は存在しません。

30fpsの秒数変換でつまずきやすい点

フレームの部分を「小数の秒」と勘違いすると答えがずれます。00:00:01:15 は1.5秒(30fpsの場合)で、1.15秒ではありません。フレームは60進法でも100進法でもなく、fps進法で数える桁です。

fps別・1フレームの長さとフレーム数の早見表

fps1フレームの長さ1秒10秒15秒1分1時間
23.976 fps 41.71 ms 23.976F 240F 360F 1,439F 86,314F
24 fps 41.67 ms 24F 240F 360F 1,440F 86,400F
25 fps 40.00 ms 25F 250F 375F 1,500F 90,000F
29.97 fps 33.37 ms 29.97F 300F 450F 1,798F 107,892F
30 fps 33.33 ms 30F 300F 450F 1,800F 108,000F
50 fps 20.00 ms 50F 500F 750F 3,000F 180,000F
59.94 fps 16.68 ms 59.94F 599F 899F 3,596F 215,784F
60 fps 16.67 ms 60F 600F 900F 3,600F 216,000F

※ 29.97fpsは正確には 30000÷1001 = 29.97002997… fpsです。表の値は実時間で数えたフレーム数を四捨五入したものなので、タイムコードの表示(名目30fps)とは少しずれます。

29.97fpsのドロップフレームとは

29.97fpsは30fpsより 0.1%だけ遅い フレームレートです。タイムコードは30フレームで1秒と数えるので、そのままでは実時間より進んでしまい、1時間で約3.6秒のずれが出ます。このずれを表示側で吸収する仕組みがドロップフレームです。

1時間のずれ = 108000F ÷ 29.97 − 3600秒 = 約3.6秒

ドロップフレームで間引くフレーム数の計算

各分の頭で 2フレーム分の番号を飛ばし、10分ごとの分(0分・10分・20分…)は飛ばしません。1時間あたり 2×(60−6) = 108フレーム、時間に直すと約3.6秒。これでタイムコードの表示が実時間と一致します。捨てるのは番号だけで、映像のコマは1枚も消えません。

ノンドロップとドロップフレームの違いをタイムコードで見る

ノンドロップ(NDF)は番号を飛ばさないので 00:00:59:29 の次が 00:01:00:00 です。ドロップフレーム(DF)では 00:00:59:29 の次が 00:01:00:02 になり、00と01のフレーム番号が存在しません。放送素材はDF、Web納品や映画系はNDFが一般的です。

23.976fpsでも29.97fpsと同じずれが出る

23.976fpsは24fpsの0.1%落ちで、原因は29.97fpsと同じです。ただし24fps系にはドロップフレームの規格がないため、タイムコードの表示と実時間は常に0.1%ずれたまま運用します。尺の厳密な管理はフレーム数で行うのが安全です。

動画の尺をフレーム単位で計算する場面

カット点の秒数をフレーム単位で指定する

「1分30秒あたりでカット」では編集者に1秒の幅が残ります。00:01:30:12 と書けばコマ単位で一意に決まります。修正指示のやり取りはタイムコードで書くと往復が減ります。

CMの尺15秒・30秒をフレーム数で管理する

放送の15秒CMは29.97fps DFで450フレーム、30秒は900フレームが基準です。1フレーム超えても納品できないことがあるため、書き出し前にフレーム数で確認します。

動画の書き出し前にタイムコードで尺を確認する

複数のクリップを足した合計は、秒で足すと端数で合わなくなります。いったん総フレーム数に直して足し、最後にタイムコードへ戻すと誤差が出ません。上のツールはこの往復に使えます。

タイムコード変換についてよくある質問

Q. 1フレームは何秒ですか?

1÷fpsです。30fpsで約0.0333秒、29.97fpsで約0.0334秒、24fpsで約0.0417秒、60fpsで約0.0167秒になります。

Q. 30fpsの秒数をフレーム数に変換する方法は?

秒数に30を掛けるだけです。1分30秒なら90×30=2700フレーム。端数のフレームは最後に足します。

Q. ドロップフレームだと映像が抜け落ちるの?

抜け落ちません。捨てているのはタイムコードの番号だけで、映像は全フレームそのまま残ります。

Q. 29.97fpsと30fpsのタイムコードは混ぜても平気?

同じ数字でも実時間が0.1%ずれるため、混在させると尺が合わなくなります。プロジェクト全体でfpsをそろえるのが基本です。

Q. 総フレーム数から動画の尺を出すには?

フレーム数をfpsで割ると実時間の秒数になります。10000フレームは29.97fpsで約333.7秒=5分33.7秒です。

タイムコード変換と一緒に使えるツール

タイムコード変換とは

タイムコード(時:分:秒:フレーム)と秒数・総フレーム数を相互に変換するツールです。24fps・30fps・29.97fps・60fpsに対応し、ドロップフレームの考え方も解説しています。動画編集や尺の計算に。

タイムコード変換以外の便利ツール

画像・動画・ITのツール

そのほかのツール