ふり~つ~る
計算

屋根の勾配を計算して寸・度・%に変換する

—寸(尺貫法)
—角度(度)
—勾配(%)
—分数表記
  • 立ち上がりの高さ—
  • 屋根の斜辺(流れ長さ)—
  • 屋根面積の割増率(勾配伸び率)—
  • 勾配の区分—

屋根の勾配を計算する式【寸・度・%の関係】

日本の屋根の勾配は「寸」で表します。水平に10寸進んだときに何寸上がるかという意味で、4寸勾配なら10:4の傾きです。

角度(度)= arctan(寸 ÷ 10) × 180 ÷ π
パーセント = 寸 ÷ 10 × 100 = 寸 × 10
例)4寸勾配 → arctan(0.4) = 21.80度、パーセントでは40%

屋根の勾配のパーセントは角度とは違う

40%は40度ではありません。パーセントは「高さ÷水平距離」を百分率にした値なので、100%がちょうど45度になります。道路標識の勾配表示も同じ考え方です。

屋根の勾配から面積の割増(勾配伸び率)を計算する

屋根の実際の面積は、真上から見た水平投影面積より大きくなります。割増率は √(1 + (寸/10)²) で、4寸勾配なら約1.077倍。材料を拾うときはこの勾配伸び率を掛けます。

屋根の勾配の慣用的な呼び方

3寸以下を「緩勾配」、4〜6寸を「並勾配」、6寸を超えるものを「急勾配」と呼ぶのが一般的です。ちょうど45度になる10寸勾配は「矩(かね)勾配」、5寸勾配は「五寸勾配」と読みます。

屋根勾配の早見表(寸・角度・%・伸び率)

勾配角度%勾配伸び率区分
0.5寸 2.86度 5% 1.0012 緩勾配
1寸 5.71度 10% 1.0050 緩勾配
1.5寸 8.53度 15% 1.0112 緩勾配
2寸 11.31度 20% 1.0198 緩勾配
2.5寸 14.04度 25% 1.0308 緩勾配
3寸 16.70度 30% 1.0440 緩勾配
3.5寸 19.29度 35% 1.0595 並勾配
4寸 21.80度 40% 1.0770 並勾配
4.5寸 24.23度 45% 1.0966 並勾配
5寸 26.57度 50% 1.1180 並勾配
5.5寸 28.81度 55% 1.1413 並勾配
6寸 30.96度 60% 1.1662 並勾配
7寸 34.99度 70% 1.2207 急勾配
8寸 38.66度 80% 1.2806 急勾配
9寸 41.99度 90% 1.3454 急勾配
10寸 45.00度 100% 1.4142 矩勾配(45度)
12寸 50.19度 120% 1.5620 急勾配

屋根材ごとに必要な最低勾配の目安

屋根材には雨仕舞いの都合で「これ以上の勾配が必要」という下限があります。勾配の計算をしたら、使う屋根材の条件と合うかを確認してください。

屋根材最低勾配の目安角度
金属屋根(立平葺き)0.5寸以上約2.9度
金属屋根(横葺き)2.5寸以上約14.0度
スレート(コロニアル)3寸以上約16.7度
アスファルトシングル3寸以上約16.7度
日本瓦(和瓦)4寸以上約21.8度
陸屋根(防水)1/50〜1/100程度の水勾配約0.6〜1.1度

※ メーカーや施工方法によって条件が異なります。実際の設計・施工では必ず製品ごとの施工基準をご確認ください。積雪地では雪が滑り落ちるよう急勾配に、強風地域では風の影響を抑えるため緩勾配にする考え方もあります。

屋根の勾配の計算についてよくある質問

Q. 4寸勾配は何度?

約21.8度です。水平に10進んで4上がる傾きで、パーセントでは40%になります。日本の住宅でもっとも多く使われる勾配のひとつです。

Q. 屋根の勾配は何寸が一般的?

住宅では3寸〜5寸が多数派です。3寸未満だと使える屋根材が限られ、6寸を超えると足場や施工の手間が増えてコストが上がります。

Q. 屋根の勾配から屋根面積を計算するには?

建物を真上から見た面積(水平投影面積)に勾配伸び率を掛けます。4寸勾配なら約1.077倍。上のツールで伸び率を確認してから掛けてください。

Q. 太陽光パネルに向いている屋根の勾配は?

日本では3〜5寸(約17〜27度)がおおむね効率的とされています。ただし方角や地域の緯度でも変わるため、施工業者のシミュレーションで確認するのが確実です。

屋根の勾配の計算と一緒に使えるツール

屋根勾配の計算とは

「4寸勾配は何度?」を一発で出す屋根の勾配の計算ツールです。寸(尺貫法)・角度(度)・パーセントを相互に変換し、屋根の長さや高さも同時に計算します。スレート・瓦など屋根材ごとの最低勾配の早見表つき。

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