塗料の必要量を塗る面積から計算する
- 必要な缶数—
- ロスを除いた正味の量—
- 1回あたりの量—
- 缶で買ったときの余り—
- 計算の内訳—
塗料の必要量の計算式
塗布量は「1Lで何㎡塗れるか」で見る
缶に書かれている標準塗布量は「◯〜◯㎡/L(1回あたり)」の形です。数字が大きいほど薄く延びます。カタログに「kg/㎡」で書かれている場合は、比重で割るとL換算になります。この値は必ず使う製品のカタログで確認してください。
塗料は3回塗りが基本
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回が標準です。下塗りは密着のためのシーラーで、上塗りとは別の塗料を使うのが普通なので、実際は「下塗り1回ぶん+上塗り塗料2回ぶん」で見積もります。1回塗りで済ませると耐久年数が大きく落ちます。
ロス率は塗り方で変わる
ローラーや刷毛なら10%前後、吹き付け(スプレー)は飛散が多く20〜30%見ます。缶に残ったぶんや、下地の吸い込みが激しい面でも増えます。足りなくて買い足すほうが手間なので、少し多めに見るのが実務です。
塗料の種類別・塗布量の目安
| 塗料 | 塗布量 | 100㎡を3回塗り | 15L缶で |
| 外壁 水性シリコン | 8 ㎡/L | 41.3 L | 3 缶 |
| 外壁 水性ウレタン | 8 ㎡/L | 41.3 L | 3 缶 |
| 外壁 フッ素 | 8 ㎡/L | 41.3 L | 3 缶 |
| 下塗り シーラー | 8 ㎡/L | 41.3 L | 3 缶 |
| 屋根用 塗料 | 6 ㎡/L | 55.0 L | 4 缶 |
| 室内 水性塗料 | 10 ㎡/L | 33.0 L | 3 缶 |
| 木部 ウレタンニス | 10 ㎡/L | 33.0 L | 3 缶 |
| 鉄部 さび止め | 9 ㎡/L | 36.7 L | 3 缶 |
※ ロス率10%込みの計算です。塗布量は代表的な値なので、実際は使う製品のカタログ値を入れて計算してください。下地の状態(吸い込み・ざらつき)でも必要量は変わります。
塗料の必要量に使う「塗る面積」の出し方
外壁塗装の面積は延床面積から概算できる
図面がないときは 延床面積 × 1.2〜1.4 が外壁の塗装面積の目安です。延床126㎡(38坪)なら150〜175㎡。足場面積がわかっているなら、その5〜6割でも近い値になります。
窓やドアの面積は塗料の計算から引く
開口部は塗らないので差し引きます。ただし1か所が小さいものはまとめて1〜2割の控除として扱うのが一般的で、1枚ずつ正確に引くのは大きな窓だけです。
室内はペンキを塗る壁の長さ×高さで足す
部屋なら「(壁の長さの合計)×(天井までの高さ)」。6畳間(約3.6m×2.7m)で天井高2.4mなら、壁4面で約30㎡です。天井も塗るなら約10㎡足します。
塗料の必要量についてよくある質問
Q. 外壁150㎡の塗装に塗料は何缶必要?
塗布量8㎡/Lの塗料を3回塗り(ロス10%)なら約62Lで、15L缶なら5缶です。下塗りと上塗りで別の塗料を使う場合は、それぞれで計算してください。
Q. 塗料が足りなくなったらどうなる?
買い足すとロット違いで色がわずかに変わることがあります。同じ面の途中で切り替えると差が出るので、最初から少し多めに用意するのが安全です。
Q. 希釈するぶんは必要量に含まれる?
含まれません。水やシンナーで薄めると塗れる面積は増えますが、規定以上に薄めると性能が落ちます。カタログの希釈率を守った状態での塗布量で計算してください。
Q. 余った塗料は保管できる?
密閉して冷暗所なら数か月はもちますが、1液型でも徐々に劣化します。2液型は混ぜた時点で使い切りです。
塗料の必要量の計算と一緒に使えるツール
塗料の必要量の計算とは
塗料の必要量を、塗る面積・塗布量・塗り回数から計算するツールです。ロス率を見込んだうえで必要なリットル数と缶数まで出します。外壁塗装の3回塗りから、室内のDIYの1斗缶・小缶まで対応しています。
塗料の必要量の計算以外の便利ツール
建築・塗装・DIYのツール
そのほかのツール