モルタルとコンクリートの配合を計算する
- 容積比—
- 砂の重さ(1.8t/m³で換算)—
- おもな用途—
モルタルの配合を計算する考え方
モルタルは「セメント+砂+水」、コンクリートはこれに砂利が加わります。配合は容積比で表すのが一般的です。
モルタルの配合では材料の合計より体積が減る
セメントの粒子が砂の隙間に入るため、混ぜると全体の体積は小さくなります。1m³のモルタルを作るのに、砂は1m³より多い1.09m³必要になるのはこのためです。上の計算はこの目減りを織り込んでいます。
水の量はモルタルの配合で最も失敗しやすい
水が多いと作業はしやすくなりますが、強度が大きく落ちます。表示の水量は目安とし、少なめから加えて「耳たぶくらいの硬さ」に調整してください。一度緩くすると砂とセメントを足すしかありません。
インスタントモルタルなら配合の計算は不要
セメントと砂があらかじめ混ぜてある製品なら、水を加えるだけです。20kg袋1つでおよそ0.01m³(10L)のモルタルができるため、少量の補修ではこちらが手軽です。
モルタル・コンクリートの配合表(1m³あたり)
| 配合 | 容積比 | セメント | 砂 | 砂利 | 水 | 用途 |
| モルタル 1:2 | セメント1:砂2 | 680kg(27.2袋) | 0.97m³ | — | 300L | タイル張り・仕上げ・補修 |
| モルタル 1:3 | セメント1:砂3 | 510kg(20.4袋) | 1.09m³ | — | 270L | ブロック積み・左官の下地 |
| モルタル 1:4 | セメント1:砂4 | 400kg(16.0袋) | 1.14m³ | — | 240L | 下地・埋め戻し |
| コンクリート 1:2:4 | セメント1:砂2:砂利4 | 320kg(12.8袋) | 0.64m³ | 1.28m³ | 170L | 基礎・土間(強度が要るとき) |
| コンクリート 1:3:6 | セメント1:砂3:砂利6 | 220kg(8.8袋) | 0.66m³ | 1.32m³ | 120L | 捨てコン・簡易な土間 |
※ セメントの袋数は25kg袋で計算しています(ホームセンターでは25kg袋が主流です)。数値は一般的な参考配合で、実際の構造物では設計基準強度に応じた配合設計が必要です。
モルタルを練るときの手順と注意
モルタルは先に空練りしてから水を入れる
セメントと砂をよく混ぜてから水を加えます。水を先に入れるとダマになり、均一に混ざりません。トロ舟(練り舟)やプラ舟を使うと作業しやすくなります。
一度に練るモルタルは使い切れる量だけ
モルタルは練ってから1〜2時間で硬化が始まります。夏場はさらに早く、30分で使いにくくなることもあります。配合の計算で出た量が多いときは、数回に分けて練ってください。
セメントは肌と目に触れないようにする
セメントは強いアルカリ性で、皮膚に付くと炎症を起こすことがあります。手袋・保護メガネ・長袖を必ず着けてください。粉を吸い込まないようマスクも有効です。
余ったモルタルは排水口に流さない
配管の中で固まって詰まります。固めてから可燃ごみ以外の区分で処分するのが原則で、自治体の案内にしたがってください。
モルタルの配合についてよくある質問
Q. モルタルの配合はセメントと砂を何対何にする?
標準はセメント1:砂3です。強度を上げたいときは1:2、下地や埋め戻しなら1:4にします。1:3を覚えておけばほとんどの用途に対応できます。
Q. コンクリート1立米にセメントは何袋必要?
1:3:6の配合なら約220kg=25kg袋で約9袋、1:2:4なら約320kg=約13袋です。上の配合表で確認できます。
Q. モルタルとコンクリートの違いは?
砂利が入るかどうかです。モルタルは砂まで、コンクリートは砂利入り。砂利が骨材として効くぶん、コンクリートのほうが強度が高く安価になります。薄く塗る仕上げにはモルタルを使います。
Q. 配合の計算どおりに作ったのに足りない
型枠の隙間や地面への吸い込みで減ることがあります。1割ほど多めに計算しておくと途中で足りなくなりません。
モルタルの配合計算と一緒に使えるツール
モルタル・コンクリートの配合計算とは
作りたい体積から、モルタルやコンクリートの配合に必要なセメント・砂・砂利・水の量を計算するツールです。セメントは袋数でも表示するので、そのまま買い物リストになります。土間打ち・ブロック積み・基礎の補修に。
モルタル・コンクリートの配合計算以外の便利ツール
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